2022年に芸術監督に就任して、1年が経ちました。
この1年、これまで未使用だった脳内細胞や身体の隅々までを駆使し、試行錯誤を続け、そして、大きな目標を立てました。
「北八劇場・5カ年計画」
これは、2024年春のオープンから5年間、北八劇場を拠点として、芸術監督を中心に精力的かつ大胆に演劇の創作と演劇制作をおこない、劇場の財産となる作品を生み出していく。そして、6年目からはそれらの作品を「ロングラン公演」として育てていく・・という計画です。
それを実現させるためには「舞台俳優」「舞台制作者」という職業を札幌に定着させることが急務であると考え、その育成にも力を入れていきます。
それには、北海道で演劇に関わっている人たちの協力が必要です、今は関わっていなくても演劇に興味のある人たちの新しいチカラが必要です。
そしてもちろん、劇場に足を運んでくださる、札幌市民の、北海道民の、皆さまの支えが必要不可欠となります。
2024年春に生まれる北八劇場が、5年間「創りながら育っていく」様を、そして6年後には「ロングラン公演の実現」という成長した姿を、皆さまに見ていただくために、全身全霊をかけて、努めていきます。

芸術監督　納谷 真大